実績の詳細
計画地は静岡市の西端、小さな港町である用宗に位置する。
施主は以前より地方都市におけるワーケーションの可能性を見出し、すでに同地域にて他施設を運営している。本計画ではその経験をもとに、よりワーケーションに特化した施設とするべく施主の思いが随所に込められたものとなった。
1Fのカフェは宿泊者以外も利用でき、平日はコワーキングスペースとして使用される。宿泊施設のキッチン、ダイニングと隣接し、引戸を開放することでより大きなスペースとしても利用できる。
2Fの宿泊室は屋根の構造をそのまま現すことで天井高さを確保。小さいながらも開放感のある空間とし、窓からは海や富士山を望むことができる。
様々な活動を展開する施主の、新たな働き方を体現する利用者の活動拠点として、地域に開かれた施設になればと思う。